【ウエストプランが編集を担当】1300年の時空を超えて、力強く生きた姫様と対話する 「當麻寺 中之坊 称讃浄土経を読み解く」発刊!

奈良・二上山のふもとに建つ當麻寺・中之坊には、1300年前に書かれた写経が残されています。書いたのは、中将姫。高貴な家に生まれた才媛であるがために、継母に命を狙われます。しかし御仏(みほとけ)への信仰心と得の高さに心を打たれた刺客に助けられます。
中将姫はのちに、女人禁制だった当時の當麻寺にたどり着き、住職の心を動かして尼になり仏教の教えを人々に広めます。そして29歳の春、その身のまま極楽世界に旅立たれたと伝えられています。
當麻寺・中之坊には、その中将姫が書いた『称讃浄土仏摂受経(しょうさんじょうどぶっしょうじゅきょう)』の写経が残されています。このお経は、中将姫が写経された1千巻のうちの一巻といわれ、「中将姫願経」とも呼ばれています。本書はこのお経を現代の人にわかりやすくひもといています。
お経には美しい極楽の様子が詳細に書かれており、読み進めるうちに中将姫が体感された美しい極楽世界の境地に近づいたようで、心がおだやかになっていきます。あわただしい現代に生きる現代人の深奥に響く一冊です。
當麻寺・中の坊では、中将姫が書かれた「中将姫願経」をなぞる写経が体験できます。長い経典のため、15回に分割されており、その1回分の写しを特別に掲載。
自宅で中将姫が書かれた文字をなぞりながら、心静かに極楽世界を思い描いてください。

【著者プロフィール】
松村實昭(まつむら・じっしょう)
1972年奈良県生まれ。當麻寺中之坊貫主。同志社大学文学部卒業後、高野山専修学院で四度加行を成満し、1997年、當麻寺松室院住職・中之坊副住職に就任。2009年より現職。伝統の「當麻曼荼羅絵解き」を口伝継承し、中之坊客殿の他、大本山総持寺・国立劇場など各地で口演布教を行う。2005年、當麻曼荼羅写仏道場を開設、出張教室も開催するなど、宗教体験として行う写仏の指導者でもある。

【いろんなメディアで紹介されました】

・産経新聞「伝説の女性・中将姫ゆかりのお経読み解く 当麻寺中之坊貫主が解説本発刊」

・読売新聞「浄土世界の美 読み解く」

・朝日新聞「中将姫の直筆と伝わる「称讃浄土経」、奈良・当麻寺で特別公開」

・毎日新聞「お経が描く、花や音楽 読める極楽 当麻寺中之坊貫主が出版 中将姫ゆかり 「称讃浄土経」解説 葛城 /奈良」

・奈良新聞「「称讃浄土経を読み解く」出版」

【書籍データ】
「當麻寺 中之坊 称讃浄土経を読み解く」
2024年10月16日 初版第一刷発行
著者 松村實昭
判型 B5判 上製132p
定価 2970円

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