【京都・東寺】OMO3京都東寺「開運厄よけひとり旅プラン」で心身をデトックス

星野リゾートが全国に展開する「テンションあがる『街ナカ』ホテル」、「OMO」。今回訪れた「OMO3京都東寺」は、京都のランドマークともいえる五重塔で知られる東寺のすぐ近くにあります。東寺は、弘法大師空海が真言密教の根本道場と位置づけたお寺で、1200年の歴史があり、世界遺産にも認定されています。都市型観光ホテル「OMO3京都東寺」に泊まって東寺を参拝して、ゆっくり自分と向き合うのが目的です。

ロビーでみ仏に親しみを感じる

「OMO3京都東寺」は国道1号沿いで、近鉄東寺駅から徒歩約2分、JR京都駅八条口から歩いても13分ととっても便利な場所にあります。

中に入ると、ロビーの壁面に描かれた曼荼羅アートに目が留まります。これは、東寺の講堂にある立体曼荼羅をわかりやすく絵で表したもので、ご近所アクティビティで実際の立体曼荼羅を見て参拝することができます。

エレベーターの前にある「微笑みウォール」は、光と影で仏様のお顔が浮かび上がっています。近づくと灯りが変わって口元に笑みが浮かぶ仕掛けで、エレベーターを乗り降りする度に一歩進んで仏様の笑みに癒されていました。

機能的で快適にすごせる部屋

東寺の五重塔が見える部屋は、窓が大きくてとっても明るいんです。ゆったりしたソファーに座って、のんびりリラックス。OMOのオリジナルクッションがかわいいですね。

芳香器「ふうか」は、スイッチを入れるとやわらかなお香の香りが漂います。これはOMOオリジナルのもので、温かいオレンジ色に光って、さらに癒されムードに包まれます。

ロビーにある枕絵をもらって枕の下に置きました。これは、悪い夢を食べてくれるという獏の絵で、良い夢を見られるようにというおまじないになるそうです。

充実のセルフアクティビティ

滞在中自由に利用できるOMOベースでひときわ目を引くのが「写経テーブル」です。密教の修行の一つに「砂に写経」というのがあることから、テーブル上の砂に自由に文字を書いてもいいし、置いてある小道具で枯山水の庭を作ってもいいんです。窓一面に設置されたご近所マップは、扉を開けると東寺が建てられた当時の京都の地図が現れます。

カウンタ―テーブルには写経のセットが設置されており、東寺の写経ができます。自由に書いて、自分で東寺に納経してもいいし、OMOレンジャーに託してもいいんです。
※OMOレンジャーに託す場合は奉納料500円を預けます。

京都の名店とのコラボがうれしい飲食物とお土産

Food&Drink Stationの利用はすべてキャッシュレスで24時間利用できます。10円、20円の駄菓子もあって、楽しみながらいろんなお買い物ができます。

SOUSOUと伊藤園がコラボしたお菓子、遊び心のあるおみくじせんべい、クッキーなど、和洋様々なお菓子が目を引きます。

京都の特産品の一つにお茶があります。OMOと祇園辻利がコラボしたお茶は常時3種類に季節限定のものが一つ加わります。ドリンク類はソフトドリンク、ビール、伏見のお酒があります。

パンの種類も豊富で、中でも、国産小麦粉を使ったもちもち食感のベーグルが人気だそうで、私も翌日の朝食はベーコンチーズのベーグルを選びました。買ったものは、このフロアで食べても部屋に持ち帰って食べても自由です。OMOオリジナルのカフェタンブラースタッキングを買うと、滞在中はこのタンブラーを利用してコーヒーフリーとなり、自由に飲めます。

ご近所アクティビティを楽しむ

東寺の界隈は昔ながらの建物が残っており、銭湯「日の出湯」もその一つ。OMO3のフロントで、シャンプーや石鹸が入ったおふろセットを借りたら、歩いて向かいます。細い路地の奥にある風情あるたたずまいが「日の出湯」で、中に入ると女将さんが、「銭湯の入りかたわかる?」と声をかけてくれました。下駄箱や洋服を入れるロッカーは木製で、長く使われてきたぬくもりを感じます。

お湯と水が別々の蛇口から出て湯桶の中で混ぜ合わせるのは昭和のなごり…。男湯と女湯の仕切りの上部があいているので、時おり向こう側の話し声が聞こえます。近所の人が京言葉で世間話をしているのもなんだか微笑ましいです。

ご近所さんぽで東寺へ

夜の食事はOMOレンジャーさんに教えてもらった和食の店で日本酒とともに料理を楽しみました。そして翌朝6時20分に出発する「国宝の朝さんぽ~目覚めのまんだら〇(まる)体操~」に参加。OMOレンジャーさんに案内されて東寺の金堂前で体操です。〇を描くようにカラダをゆっくり動かして、4拍で吸って8拍で吐く呼吸を意識してストレッチ!肩や腰が伸びて、とっても気持ちいい感じ。朝の清々しい空気とともに、仏様のご加護が体の中に入ってくるようです。

ちなみに曼荼羅とはサンスクリット語で「まるいもの」という意味だそう。
体操のあとは国宝・御影堂(みえどう)に参拝。早朝の時間帯だけは、まつられている弘法大師の姿を見ることができるのです。

少し休憩して、次はOMOレンジャーの「東寺まんだらさんぽ」に参加して再び東寺へ。重要文化財である「講堂」の立体曼荼羅は、弘法大師の教えを表現した仏像が安置されており、OMO3のロビーの絵はこれを表したものです。国宝の金堂の中では、薬師三尊、十二神将のお姿を見ることができます。

早朝参拝で参拝した御影堂で、今回は正式参拝で弘法大師祈願を行います。僧侶の読経のあと、名前を呼ばれてそれぞれの願いごとを読み上げられます。神聖な場所で、静かに自己を見つめる時間は普段なかなかできないこと。自然に心が落ち着いていくのがわかります。お札とOMO3の企画限定の「腕念珠」を授与されたので、大切にしようと思います。

ホテルに戻ったら「泉仙」の精進ランチをいただいてカラダの内部からリフレッシュ!
東寺が建立されたのは、平安京遷都ののちの796年。現在までの1200年以上、建物の位置は変わっておらず、弘法大師をはじめとする僧侶が見ていた景色と同じものを、今我々も見ることができるのです。大切に受け継いできた人々の思いが感じられます。

1泊2日の滞在で、日常とは違う神聖な空間で過ごした時間は、いろんな雑念を取り払い、新たな気持ちにリセットできた貴重な体験でした。

OMO3京都東寺 by 星野リゾート
住所:京都府京都市南区西九条蔵王町11-6
時間:チェックイン 15:00~、チェックアウト ~11:00
予約電話番号:050-3134-8095(9:30〜18:00)
OMO3京都東寺 by 星野リゾート

Text:松田きこ

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