静かな山あいにある酒蔵「農口尚彦研究所」。88歳で今なお現役で酒を造る農口尚彦とはどんな人物なのか、その人が醸す酒はどんな味なのか……。2021年夏、小松市観音下町(かながそまち)にある農口尚彦研究所を訪ねました。
能登杜氏四天王の一人とされ、「酒造りの神様」とも呼ばれる農口尚彦氏は、1932年石川県内浦町(現能登町)に生まれました。16歳で酒造りの道へ進み、若干28歳で銘醸蔵「菊姫」の杜氏に。失われかけた山廃仕込みに取り組んで醸した酒は、全国新酒鑑評会で通算27回の金賞を受賞しました。菊姫を引退した後も乞われて別の蔵で酒造りをし、2017年に農口尚彦研究所が立ち上がると杜氏として迎えられたのです。
農口尚彦杜氏、88歳。軽やかな足取りで蔵の中を行き来し、今年も酒造りの責任者として仕込みのシーズンを迎えました。
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農口尚彦研究所