解剖学者で東京大学名誉教授の養老孟司さんは、450万部以上のベストセラーとなった「バカの壁」(新潮新書)他、多くの著書を持つ文筆家でもあり、84歳になった今も虫の研究をライフワークとして、精力的に活動されています。 養老さんの愛猫まる(スコティッシュフォールド)のあぐらをかいたようなポーズがメディアで紹介されるとたちまち人気となり、写真集が出版されたり、NHKの番組にも出演し人気を博しました。そのまるが2020年12月、18歳(人間でいうと約90歳)で天寿をまっとうしてから約1年、「まる ありがとう」(西日本出版社)を出版された養老さんを訪ねました。