今年の秋は突然訪れて急ぎ足で深まっていくようです。各地の紅葉だよりが待たれるところですが、ひと足早く栃木県日光市へ紅葉を訪ねて出かけました。行先は星野リゾートの温泉旅館「界 ⽇光」です。まずは、スタートしたばかりの「紅葉オープンバスツアー2023」をご紹介しましょう。
混雑なしの早朝ドライブはとっても爽快
中禅寺湖と男体山
男体山のふもと、中禅寺湖のほとりに建つ「界 ⽇光」の「紅葉オープンバスツアー2023」が10⽉13⽇から始まりました。初日の朝はすっきりと晴れ渡り、やわらかな朝日が木々に美しい陰影をつけていました。
定刻の6時半にバスは出発。屋根がない分、とっても開放的です。暖房がきいているのと湯たんぽや毛布を貸してもらえるので、カラダは暖かく顔に当たる冷たい空気がむしろ心地よいのです。
バスは、下り専用の第一いろは坂の急カーブを悠々と曲がっていきます。鳥の声や木々のざわめきはまるで環境音楽のように心に響きます。バスガイドさんの説明が始まると修学旅行のような楽しい気分に…。
展望台から望む2つの美しい滝
剣ヶ峰展望所
剣ヶ峰展望所で一旦バスを降りて素早く撮影タイム。この日の山々はまだ色づき始めたばかりですが、あと幾日かすれば赤や黄色に染まった美しい景色が見れることでしょう。
方等滝
谷の向こうに見えるのは落差50mの方等滝(ほうとうのたき)。その右方向には落差20mの般若滝(はんにゃのたき)を見ることができます。
いろは坂を降りるとバスはUターンし、上り専用の第二いろは坂を走って中禅寺湖のほとりまで戻ります。昼間は渋滞するいろは坂も早朝ならすいすい快適に進み、往復60分のドライブはあっという間です。
ちなみに、いろは坂は上りが20カーブ、下りが28カーブ、両方を足すと48ヶ所の急カーブがあることから、いろは48文字にたとえて名付けられたそうです。標高差は440m、カーブごとに「い」「ろ」「は」から「ん」までの看板が立てられていますよ。
界 ⽇光、界 ⻤怒川、界 川治の宿泊者限定のこの企画。詳細はそれぞれの宿の公式サイトでご確認ください。
紅葉オープンバスツアー2023
・期間: 10月13日〜11⽉5⽇
・予約: 乗⾞⽇の2⽇前20:00までに下記公式サイトより予約。
※当⽇空きがある場合は発着宿にて申込可。
・その他 :乗車は4歳以上、天候により中⽌になる場合も。
界 日光
住所:栃木県日光市中宮祠2482-1
時間:チェックイン 15:00~、チェックアウト ~12:00
予約電話番号:050-3134-8092(界予約センター)
界 日光
Text:松田きこ