2023年8月26日(土)から「六甲ミーツ・アート 芸術散歩2023 beyond」が始まりました。毎年秋に開催される現代アートの芸術祭「六甲ミーツ・アート芸術散歩」は、今年で14回目を迎え、「六甲ミーツ・アート 芸術散歩2023 beyond」へ。今年は、「表現の向こう側(にあるもの)」をテーマに、六甲山上の9会場で、計49組のアーティスト作品が展示されています。
六甲ケーブルの六甲山上駅を降りると、巨大なアート作品がお出迎え。記念撮影をしつつ、会場マップを見ながら鑑賞ルートをチェックしましょう。
▼今年の会場は以下の通り。
・ROKKO森の音ミュージアム
・六甲高山植物園
・六甲ガーデンテラスエリア
・六甲ケーブル(六甲ケーブル下駅・山上駅・天覧台)
・トレイルエリア
・風の教会エリア
・六甲有馬ロープウェー 六甲山頂駅
・兵庫県立六甲山ビジターセンター(記念碑台)
・六甲山サイレンスリゾート(旧六甲山ホテル)
各会場を巡る方法は「車で」か「徒歩・バスで」の2通りあります。徒歩で行き来ができる会場以外は、会場間をつなぐ路線バス「六甲山上バス」を利用すると便利です。
今年は、徒歩による鑑賞ルート「トレイルエリア」を新設して、六甲山上を歩きながらアートを楽しめる取り組みもスタート。作品付近に六甲山小学校の児童が原画をデザインしたスタンプも設置されているので、スタンプラリーをしながら各地を巡るのもおもしろそうです。
「現代アート」と聞くと、敷居が高く感じる方もいるかもしれませんが、作品を見て何を感じ、想像するかは見る側の自由です。どういう意図で作られたのだろうなどと考えながら、見て回ると新たな発見があるかも。
自然の中に調和するように展示された作品があるかと思えば、あっと驚くような場所にユニークな展示があったり…
静かな空間で作品と向き合う。そんな展示もあり、楽しみ方が本当にさまざまだと感じました。会場となる施設も見学できるので、1日かけてじっくりと楽しんでみてください。
「六甲ミーツ・アート芸術散歩2023 beyond」の開催は、2023年11月23日(木・祝)まで。会期中の土・日曜、祝日は「ROKKO森の音ミュージアム」と「六甲高山植物園」で、光と映像を用いた「ひかりの森~夜の芸術散歩~」も実施されます。幻想的な空間が広がる中で、昼間とはまた違った角度からアートを楽しむのもおすすめです。
取材:中田優里奈