「OMO5金沢片町」で過ごす1泊2日の旅、気付けばちょっぴり金沢通! ~2日目~

心地よいベッドでぐっすり眠った朝、昨日の疲れはどこへやら、スッキリした目覚めです。お楽しみの朝食をいただきに、OMOカフェへ。

予約不要の朝食は、セミセルフスタイル。6種類あるメイン料理から1つ選び、出来上がりを待つ間にサラダやヨーグルト、ドリンクなどをチョイスします。

せっかくだから金沢を味わおうと、メイン料理は「棒茶と生麩のリゾット」を選びます。ご飯の上に湯葉が乗り、上からたっぷりの餡がかかったリゾットは、体に優しそう。餡は棒茶を煮出して和風に味付けられたもので、トッピングされた生麩は美しいアラレをまとっています。さらっと食べられるリゾットと、サクサク、もちもち食感の生麩が相まって、前夜お酒で弱った胃も大喜びです。

クロックムッシュを選んだ友人も「パンがカリっと香ばしくて、とってもおいしい」と、あっという間にたいらげていました。

朝食後は、今日もOMOレンジャーのお世話になることにして、「金沢21世紀美術館お散歩ツアー」に参加します。

金沢観光で絶対外せない「金沢21世紀美術館」(以下、美術館)は、OMO5金沢片町から徒歩5分ほどの場所にあります。美術館までの道中でも街のことや歴史のことなど、いろいろな説明を聞きながらキョロキョロ。知らない情報がどんどん入ってきて、金沢の街や美術館への興味が膨らんでゆきます。

もちろん美術館内でも、パンフレットだけでは知りえない説明が続きます。それもそのはず、このツアーは美術館のスタッフとOMOレンジャーが試行錯誤を重ねて考案されているのです。参加してよかった!というか、また参加したいです。

エレベーターも、何か違う

ロッキングチェアのデザインは、後ろの壁のどこかに同じものが!

空ってこんなに青かったんだ

館内のイスにも愛称が。こちらは“ウサギ”。

“フラミンゴ”と名付けられた椅子に座れます

“豆腐”“チーズ”、人によっていろんな呼び方をするそう

人が少ない朝に出掛けたから撮れた、屋外展示作品のカラフルな“影”も素敵です。

金沢21世紀美術館

あっという間の75分。ホテルに戻り、チェックアウトまでもう少し時間があったので、自作アートに挑戦です。

金沢と言えば「金箔」ですよね。金箔工芸職人技を体験できる「金沢レター作り体験」は、5種類のデザインから1つを選んで金箔・色箔を貼ってレターを作ります。

シンプルな作業と思いきや、色選びから仕上げまで、あれやこれやと楽しく迷いながら作品を作り上げました。帰ったら、額に入れて部屋に飾りましょう。

残った本金箔は持ち帰りOKです

他にも、「生らくがん作り体験」もありました。今回はできなかったけど、次はやりたいな。

ロッカーは、ご近所マップの裏側

チェックアウト後も、昨日の「金沢片町味わいまっし散歩」で教えていただいたお店へ行くため、荷物をロッカーに預けます。宿泊者はチェックイン前もチェックアウト後も利用OK。
身軽に動けるのは、旅行者にとってとても嬉しいサービス。

さあ、おみやげ選びです。昨日のアクティビティ・金沢片町味わいまっし散歩で出会った素敵なお店を目指し、再度、長町武家屋敷跡方面へ出掛けます。

まずは「茶菓工房たろう」へ。昨日のツアー中に出していただいて美味しかった“お菓子”は、絶対おみやげに買おうと決めていました。

手前から時計回りに「もりの音」「たろうのようかん」「はなことたろう」

もりの音(おと)は、自然素材の色が素敵な糸寒天のお菓子です。サクッとした食感がクセになり、一粒、また一粒…、止められなくなります。

生チョコみたいな、たろうのようかん。お店の方からは「コーヒーとも良く合いますよ。一緒に味わってみてください」と教えていただきました。

はなことたろうはチョコケーキです。抹茶カステラとカカオチョコようかんが重なっています。

他にも、マカダミアナッツを混ぜたお干菓子「地の香(ちのか)」や、小さなキューブのもなか「窓」など、おうちで食べたいお菓子がいっぱいです。

茶菓工房たろう

 

「金沢九谷ミュウジアム」では、お目当ての九谷焼を探します。和風建築の店内に靴を脱いで上がり、所狭しと並べられた数々の九谷焼をあれこれ手に取り、眺めるのもたのしいひと時。

華やかな銀箔のビアグラスをおみやげに購入しました。ビールが美味しくなる季節が待ち遠しい。

金沢九谷ミュウジアム

 

両手におみやげを抱えてホテルに戻り、ロッカーから出したスーツケースに詰め込みます。しまった、加賀棒茶を買い忘れた!大丈夫です。エントランスロビーには、おみやげコーナーがあります。

通常のガイドブックでは見つけることができない貴重な体験満載の金沢旅が終わります。「OMO5金沢片町by星野リゾート」は、近づきすぎず離れすぎずといったほど良い距離感で、金沢の食、文化、歴史を楽しませてくれる素敵なホテルでした。時間が緩やかに流れ、ゆったりとくつろげる雰囲気の中にも達成感があった旅。次回は、もっと金沢通になれるよう、OMO5金沢片町を起点に自転車でお出かけしましょうか。用意された楽しいアクティビティには、めいっぱい参加しますよ。
(取材・文 都志リサ)

OMO5金沢片町by星野リゾート
・石川県金沢市片町1丁目1-23
OMO5金沢片町by星野リゾート

◆1日目記事
「OMO5金沢片町」で過ごす1泊2日の旅、気付けばちょっぴり金沢通! ~1日目~

関連記事

最近の記事

  1. 【養老孟司さんインタビュー】 新刊「まる ありがとう」に見る人生観

  2. 【anna記事公開】 【兵庫・猪名川町】金・土にファンが殺到!住宅街でこっそり売られる絶品ベーグル

  3. 今年も“デリシャスよかわ”パンフレットを制作

  4. 栃木県の伝統工芸品「日光下駄」の工房を訪ねて

  5. ピービーアイジャパン株式会社様/2023年版 TABASCOⓇ 外食作業向けヒントメニューブック制作

新着記事

ウェブマガジン 書籍紹介
  1. 【養老孟司さんインタビュー】 新刊「まる ありがとう」に見る人生観

  2. 【anna記事公開】 【兵庫・猪名川町】金・土にファンが殺到!住宅街でこっそり売られる絶品ベーグル

  3. 今年も“デリシャスよかわ”パンフレットを制作

  1. 【養老孟司さんインタビュー】 新刊「まる ありがとう」に見る人生観

  2. 『MATCHA』『Local Prime』記事公開【丹波篠山】歴史が伝える風情を感じながら城下町さんぽ

  3. 【ウエストプラン編集のお寺シリーズ第2弾】石仏の里に佇む静寂の寺「浄瑠璃寺の365日」

アーカイブ