【OMO5熊本】は熊本をとっても身近に体感できるスペシャルなホテル!

大阪国際(伊丹)空港を飛び立って約70分、3月にリニューアルオープンした熊本(阿蘇くまもと)空港に降り立ちました。JR熊本駅行きの高速バスに乗り景色を楽しむこと40分ほど。水前寺公園を通り過ぎ、通町筋バス停で降ります。バスを見送る先には高い石垣の上に立つ熊本城が。いよいよ熊本観光の始まりです。

マチの一等地に立つOMO5熊本

マチの中心ながら緑あふれる「OMO5熊本 by 星野リゾート」

今回の旅は観光以外にもお目当てが!今夜の宿泊先、2023年4月25日に開業した「OMO5熊本(おも) by 星野リゾート」(以下、OMO5熊本)です。

3階に飾られた絵の下にある二次元コードをスマートフォンで読み込むと…

下通・上通商店街で賑わう熊本の一等地に立つOMO5熊本のコンセプトは、「わさラッシュ!城下マチ」です。“わさラッシュ”とは、新しいもの好きの「わさもん」という熊本の言葉からとった“わさ”と、次々と新しいものが生み出される街の様子を表した“ラッシュ”を合わせた造語です。なるほどと思いながら口に出して繰り返すと、ワクワク感のある音の響きも相まって、自然と口角が上がります。

「OMO」は星野リゾートが全国に展開する「テンションあがる『街ナカ』ホテル」で、地域と一体となって街を楽しみ尽くす旅を追求する、新感覚のホテルです。全国各地の15施設から都市観光の楽しさを発信しており、全てのOMOで、街歩きをサポートするサービス「Go-KINJO」を展開しています。OMOの後ろにある数字・アイコンはサービスの幅をあらわしており、OMO5熊本は「ブティックホテル」。期待が高まります!

OMOベースはマチのオアシス

チェックインまで少し時間があるので、宿泊者専用のロッカーに荷物を預け、OMOベースでひと休み。

カフェでスイーツを注文します。フレーバーとトッピング2種類を選べばスタッフさんが合わせて提供してくれる「まぜまジェラート」をいただきます。

トッピングのチョコがOMO!

バニラ×生スイートポテト×肥後太鼓のOMO5熊本スペシャルをチョイス。肥後太鼓はおかきとナッツをまあるく固めた熊本銘菓で、これを細かく砕いてジェラートにイン。生スイートポテト、バニラアイスと合わさってほど良い甘じょっぱさにサクサクカリカリと心地よい食感に、移動で固まっていた体が笑みと共にほぐれてゆきます。

カフェ、フリースペース、ご近所マップなどのさまざまな機能を備えたOMOベースは、宿泊者以外も利用可能。ショッピングの合間にホッと一息つける素敵な空間です。

熊本城が眺められる凸凹(でこぼこ)テラスには豊かな植栽。熊本城を囲む森から続いているかのように設計されているそう。街ナカでありながら、自然の雰囲気たっぷりです。一般的にはフラットな形状が多いテラスに、あえて凸凹の高低差を付けたのは、熊本城を守る郭(くるわ)をイメージしたそう。

日没後のテーブルにはキュートな照明

夜はまた違った表情を見せると聞いて、食事のあとはここでお酒を飲もうと決めました。

また、震災で被害を受けた熊本城の瓦が、照明や植栽の一部に使われていて、地元の方は身近に、旅行者は被害の大きさを改めて感じられるものに。

同行者やくつろぎ方に合わせて選べるお部屋

交通系ICカードでの支払いもOK

チェックインを済ませ、アメニティやレンタルウェアをチョイスします。支払いはタブレット操作で簡単に決済ができます。

いよいよお部屋へ。玄関スペースでスニーカーを脱ぐと更にくつろぎモードになりました。

熊本らしさを感じる飾りにほっこり

今日は友人と2人で「えんたくルーム」を利用します。ベッドの間には大きな円卓をイメージしたテーブルがあり、おしゃべりの後も適度な距離感でゆったりと休めます。

バス・洗面・トイレも独立していてベッドルームとの間にはロールスクリーンも。いい夢が見られそうです。

他のお部屋も見せてもらえたので、ちょっぴり、ご紹介しましょう。
こちらは、縦空間が楽しいメゾネットタイプの「やぐらルーム」。秘密基地感がある梯子を上ると…。

屋根裏部屋のようなベッドルームです。

カフェの営業時間は11時~23時(22時30分LO)

下のリビングスペースも併せて4人まで宿泊できるので、外で食事の後の女子会も楽しそう。カフェでドリンクやスイーツなども調達できます。

さらに、もう一部屋見せてもらいました。キッチンやドラム式洗濯機まで揃った「OMOハウス」は、2段ベッド+ツインルームで6名まで宿泊可能なまさにハウスです。

キッチンの引き出しには食器が備わっています

2段ベッドもスクリーンで仕切れるので、ある程度プライバシーが守れて、グループで利用するのにピッタリ!もちろんファミリーでもゆっくりできます。

部屋に備わったコードレスの卓上電気スタンドは緊急時の懐中電灯代わりにも!

部屋は全部で8タイプ。同じタイプでも壁紙が違っているので印象が変わります。どの部屋も畳でくつろげるのが嬉しいポイントです。

カラーい草の切れ端が素敵な作品に!

そういえば、熊本県は、い草と畳表の生産量が日本一。3階のOMOベースには、い草で造られた熊本県出身のアーティスト「itiiti(イチイチ)」によるアート作品が飾られていたり、イアリングやピアスが販売されていました。帰るまでに再チェックです。

少し歩けばガイドブックに載った施設が

「くまもとGo-KINJO BAR」まで時間があるので、周辺を少し散歩します。

OMO5熊本の道路を挟んで向かい側には、熊本市現代美術館があります。無料スペースや、撮影もOKな場所も多く、フラッと立寄っても十分楽しめます。

生い茂った木々の向こうが熊本城

すぐ近くにある熊本城も、ぜひ行きたいところ。城内他の施設も見学して反対側に出たら、路面電車で戻れば楽ちんです。

OMO5熊本のすぐ近くにある路面電車の駅

道路を隔てて向にある上通り商店街は大きなアーケードがあるから、雨の日も暑い日も傘要らずです。

夕食前には「くまもとGo-KINJO BAR」をチェック

OMO5熊本周辺情報満載のご近所マップ

17時からスタートするアクティビティ「くまもとGo-KINJO BAR」に合わせて、3階へ。

ご近所マップの前にはバーカウンターが設えられています。カウンターの中にはバーテンダースタイルのスタッフさんがスタンバイ。熊本のマチには100軒以上のバーがあるそうで、くまもとGo-KINJO BARでは、自分に合ったバーを見つけるお手伝いをしてくれます。

スタッフさんおすすめのドリンクを試飲させていただきました。爽やかな甘い香りが気に入り、このカクテルが飲めるバーの簡単な説明が入ったカードをいただきました。カクテルと同じ名前の「夜香木(ヤコウボク)」。

ご近所マップ 緑)夜香木、黄)瑠璃庵

偶然にも夕食をいただくお店「瑠璃庵(ルリアン)」と同じ建物です。今夜の食事は楽しくなりそうな予感。お店を目指して、上通から上乃裏通りをブラブラ散策開始です。

左側が瑠璃庵と夜香木の入口。右隣はうなぎ屋さん

瑠璃庵と夜香木があるのは、約150年前に建てられた旅館をリノベーションした建物です。

まずは、2階の瑠璃庵で地元の美味しいものをいただきます。コース仕立てで新鮮な山海の幸をいただき、大満足。

次は、1階へ下りて夜香木へ。ジンベースのカクテルが注がれた器は、地元の陶芸作家さんの作品です。バーテンダーとの会話も楽しく夜が更けてゆきます。

朝食も熊本名物を楽しんで

昨夜の美味しい料理に、美味しいカクテル、楽しい会話と、今朝の目覚めはとっても爽やかです。

朝食はカフェで「オモーニングブレッド」をいただきます。5種類の中からチョイスしたメインプレートは「ホワイトシチューのキューブトースト れんこんマスタード」。ホワイトシチューに入った野菜の中には辛味とサクサク食感がアクセントになった蓮根フライがイン。

友人のメインプレートは「フレンチトーストさつまいも&シトラス」。どちらもメイン以外に、ふりふりサラダ、スープ、ドリンクとボリューミーですが、心地よい風が吹く凸凹テラスでいただいたからかしら、二人ともペロリと平らげました。

チェックアウト後もアクティビティ「城下マチさるく」

一般的なホテルなら、チェックアウトでおしまいですが、OMO5熊本では、チェックアウト後もお楽しみのアクティビティ「城下マチさるく」が用意されています。

「城下マチさるく」のお供にドリンクはお忘れなく

城下マチさるくは、熊本のマチを紹介するガイドツアー。マチを知り尽くしたスタッフの案内で、新しいもものと昔からあるものとが入り混じったマチを1時間ほどぶらり散歩します。

気になったお店には、そのまま入って見学もよし、お買い物もよしという自由なツアー。夏目漱石が頻繁に出入りし本を購入していた「河島書店」にも立ち寄れたり、見どころ満載です。

パル玉こと「グラニット・ボール」

ツアーの締めは、OMO5熊本前に鎮座している「グラニット・ボール」。重さ約300キロの球状の石を熊本の豊富な水による強力な水圧と表面張力で土台から浮かせたオブジェとご対面です。石のボールはわずかな力でクルクルと簡単に回るから驚きです。地元では「パル玉」と呼ばれる待ち合わせスポットだそう。

OMO5熊本では、おみやげも充実

ガイドブックに載っている熊本のホテルや観光地も素敵です。が、OMO5熊本では、まるで熊本の親類の家に泊まって案内してもらったような感覚で過ごせて、一味違った体験ができました。熊本のマチがとっても身近に感じられ、家族や友人には、マチやモノのストーリーと共におみやげを手渡せるという楽しみも連れて帰れました。

OMO5熊本(おも) by 星野リゾート
住所:熊本県熊本市中央区手取本町5-1
※1階左手エントランスから、エレベーターで3階へ
時間:チェックイン15:00~、チェックアウト~11:00
電話番号:予約050-3134-8095(9:30〜18:00)
OMO5熊本(おも) by 星野リゾート

Text:都志リサ

 

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